専門医制度に関するQ&A 2005.5.31

Q 「第5回専門医試験」の概要を教えてください?

A    第5回専門医試験は、2006年2月16-18日に施行予定ですが、出願方法・試験方法の変更があります。今回から、筆記試験、口頭実技試験、実地監査となります。筆記試験は基本的に従来通りです。口頭実技試験は、より実際の手技を確認できるよう工夫します。実地監査は、各施設に試験官が赴き実際の診療状況を見せていただきます。また、出願様式に変更がある予定です。
詳細は決定次第、当ホームページ上で案内致します。

Q 「第5回専門医試験」を受験できる会員歴は?

受験資格を得られる会員歴は正会員として4年以上と定められており、第5回試験では2002年12月31日までに入会して会費を全て納めていることが条件です。なお会計年度の変更に伴い、第6回は2004年3月31日までの入会(2003年度入会者)となります。以後はこの年度をもとにします。

Q 「専門医・指導医の指導のもとでの脳血管内治療の経験100例」はいつから施行されるのですか?

A    専門医試験の受験申請に必要な「脳血管内治療経験症例」は、「指導医または専門医の指導の下に行われた症例」と定められていますが、この規則が適用されるのは、第9回試験(2010年実施予定)からです。なお第9回試験から過去6年より前に行われた症例の個別審査も始まります。また「指導医または専門医の指導」の意味は、治療が行われた時点で「指導医または専門医」として認定されている医師である必要があります。

参考) 専門医制度施行細則の附則5
専門医申請のための脳神経血管内治療症例については、指導医または専門医の指導の下に行われた症例とし、過去6年より前に行われた症例については、認定委員会が個別に審査する(第9回専門医試験(2010年実施予定)から)。

Q 「血管撮影および脳神経血管内治療の経験」はいつからカウントできるのでしょうか?

A    血管撮影の経験は、過去の全ての経験数をカウントします。学会入会後に行った症例だけがカウントされるというわけではありません。第5回試験からは施設長の証明をもって充てることに変更される予定です。
脳神経血管内治療の経験は、第9回試験からは、専門医または指導医の指導のもとで行った過去6年の症例だけがカウントされることになっています(過去6年より前に行われた症例は個別審査)。それまでは過去の経験症例に関してカウントできます。

Q 「指導医の下での研修」はどうすればいいのですか?

A-1  過去6年間の間に指導医の施設で1年間の脳神経血管内治療の研修を受け、その指導医より研修証明書を発行してもらい提出してください。研修を受けた時点で指導者が指導医である必要があります。研修は連続1年が基本ですが、数回に分割し、通算で1年でも可とします。ただし、一回の分割期間が2ヶ月より短いものはこれに含みません。
原則として研修は単独の指導医の下で行われるものと考えておりますが、複数の指導の下で研修を受けた場合も存在すると考えられます。それぞれの研修期間が連続した少なくとも3ヶ月以上であり、それぞれの研修期間の総和が通算1年以上となる場合には、専門医認定委員会で個別に審査します。

A-2    指導医が主として診療する施設に1年間勤務することが望ましいのですが、現実的に難しい場合があるため、その代替手段として、第5回専門医試験から、指導医が治療に参加した症例を研修することを受験条件として追加しました。この専門訓練とは、術者または助手として治療を担当した「脳血管内治療経験症例」とは異なり、見学や第3、第4助手などとしての治療経験も含まれます。第5回試験は最近1年間に指導を受けた10例、第6回試験では最近2年間に指導を受けた20例、というように段階的に増えていき、最終的に5年間で50例の指導を受けた経験が必要となります。なお、個々の症例で証明書類が要りますが、それについては準備でき次第、配布する予定です。

参考) 専門医制度施行細則の附則3
細則第3条-1-d) については、以下の「専門訓練」を必要とする。
-1 指導医が主として診療する施設にて、常勤または非常勤の研修医等として、通算して1年以上の専門訓練を受けることを言う。ただし経済的な保障、訓練施設の不足、地域的な偏在などの問題があるので、附則3-2の研修を認める。
-2 指導医が治療に参加した症例を研修し、脳血管内治療研修目録を作成する。1例毎に指導医の証明を要する。必要な症例数は、本規則発効後の症例とし、以下の通り段階的に引き上げる。
第5回専門医試験(2006年実施予定)10例、第6回専門医試験(2007年実施予定)20例、第7回専門医試験(2008年実施予定)30例、第8回専門医試験(2009年実施予定)40例、第9回専門医試験(2010年実施予定)以後50例

Q 「supervisor」の定義はどうなっていますか?

A    術者とsupervisorに関しては、基本的にそれぞれの施設で定義されるべきものと考えられます。ただ専門医受験申請症例などに関しての、専門医制度委員会および専門医指導医認定委員会としての認識は以下のようなものです。
1)術者は、最も治療に関与した医師を治療チーム内で決めて1名登録する(第1および第2助手も同じ)
2)術者以外に治療方針や手技を指導した医師が存在する場合は、治療指導者(supervisor)として登録する。
3)治療指導者は複数も可とする。
4)将来的に専門医受験申請の症例は、学会指導医または学会専門医の下で治療した症例となるので、学会指導医・専門医を治療指導者として明確に登録しておく。
5)学会指導医・専門医が術者あるいは助手となった場合には、(専門医受験申請の症例としては)それら指導医・専門医が治療指導者となる。
6)指導医更新時に申告する血管内治療指導症例とは、指導医が術者、助手あるいは治療指導者となった症例である。


第34回 学術総会 WFITN2017