「ナポリを見て死ね」

15WFITN(World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology) が、20191021-24日の日程でナポリ(イタリア)で開催されます。WFITNは脳神経血管内治療に関する最大の国際学会であり、2年ごとに世界各地で開催されてきました。2年前にはブダペスト(ハンガリー)で開催され、日本からも200名を超える参会者があり、当地で次期第16WFITNの日本開催(京都:坂井信幸会長2021926-30日)が決定したことは記憶に新しいところです。16回の歴史の中で、日本開催は1995年に続き2度目であり、同一都市(京都)開催は初めてのこととなります。これもひとえにWFITNの結成当初から、多くの日本の先人達がWFITN に貢献してきたことが認められた所以だと感じております。

 また現在も、WFITNSecretary Generalとして田中美千裕先生が、そしてofficial journalであるInterventional Neuroradiologyの編集長として小宮山雅樹先生がご活躍なさっており、日本代表として国際的に大きく貢献していただいております。JSNET会員の中で、未だWFITNに未入会の先生は、是非ご入会いただき、日本だけでなく世界を見据えての学会活動に携わっていただくようお願い申し上げます。現実的なところでは、WFITNメンバーは学会参会費のディスカウントがありますので、HP等でご確認下さい。

上述のように、2021年の京都開催を控えて日本のWFITN へのさらなる貢献が国際的に求められております。どうぞJSNET会員の皆様には、WFITN 2019 Naplesに積極的にご参加の上、日頃の研究・臨床の成果をご発表いただき、大いに日本のプレゼンスを高めて下さいますようお願い申し上げます。

イタリアの諺では、その景観の美しさからナポリを見てから死ね(ナポリを見るまでは死んではならない)と謳われています。皆様、是非、この機会にナポリを訪れようではありませんか。

 

国際委員会委員長 杉生憲志